仲本拡史

Artist
作家情報

仲本 拡史(なかもと ひろふみ)

映像作家。実験的な映像作品や、アートプロジェクトの記録映画を制作する。1986年生まれ、逗子市在住。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2010年に西イングランド大学に留学し、現代美術を学ぶ。監督した主な映画は『無言の乗客』(ベルリン映画祭/2013)、『宇宙の舟 2016』(イフラヴァ国際映画祭/2017)、『ナイト・スノーケリング』(吉開菜央共同監督/ヴィジョン・デュ・レール映画祭/2021)など。主なグループ展は、不純物と免疫 Impurity / Immunity(TOKAS本郷、沖縄、バンコク/2017~18)、WRO Media Art Biennnale(ポーランド/2019)など。記録映画の制作と展示は、搬入プロジェクト 山口・中園町計画ドキュメント(山口情報芸術センター[YCAM]/2021)、IEIE, Reflected : phase 1(札幌文化芸術交流センター SCARTS/2022)など。ホテルなどの人工的な空間に、カニやヤドカリなどの動物を持ち込み、動物と自己、カメラのの3者の関係を描く「動物SF」シリーズは、各国の映画祭や芸術祭で上映、展示される。2018年より神奈川県逗子市に居を移し、映像表現のレクチャー、ワークショップ、上映などの活動を行う団体「逗子アートフィルム」を立ち上げる。「らせんの映像祭」ディレクター。科学映画祭 Imagine Sience Films 審査員(ニューヨーク/2021)。関東学院大学非常勤講師(2020〜)。http://www.hirofuminakamoto.com

上映情報

吉開菜央、仲本拡史「ナイト・シュノーケリング」
(ドキュメンタリー/13分)

『ナイト・シュノーケリング』では、吉開菜央と仲本拡史が、携帯電話のカメラとスキューバ・スーツを携えて、海の冒険に繰り出す。人けのない海では、波に飛び込んで美しい風景を撮影し、日が暮れると、魔法のような光で海を照らす生き物たちと出会う。新しい発見への情熱に駆られた2人の監督は、躊躇うことなく海の生物の一部となり、やがて彼らの人工的な光が、プランクトンやクラゲの光と対話するようになる。カニ、ヒトデ、奇妙な海綿が、海の隠された謎を伝えるメッセンジャーとなる。『ナイト・シュノーケリング』は、海への旅を撮影したホームビデオのような装いで、自然の異質さと私たちの関係について論じている。信じがたい奇妙な生物を観察することで、この映画は、私たちの惑星の複雑さを称賛し、私たちがそれらと結びつく能力を問いかけている。
─レベッカ・デ・パス

作家情報:吉開菜央

12月4日(土) 18:15-20:00 上映プログラム①:エクスペリメンタル・ショートにて上映
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